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聴覚と音について

 

録音再生の文化の誕生は、

聴覚進化の歴史上 極めて最近のこと。

進化の初期

単細胞からヒトに進化するまでのサバイバルを通じて

聴覚も進化した。

音を感じるところは 脳の奥深くにある。

音楽をどこで感じているか?

”心で感じている”

としか答えようがない。

音の物理的性質は西洋文明によって解き明かされたが、

音楽に対する感性の仕組みは さて どうであろうか?

不思議にも その性質は世界中の人に共通である。

バイオリンの音とピアノの音が混濁することはない。

多くの楽器を同時に分別して聴く性質は

純粋科学的にも深遠な意味を持つ。

濁りのある音質は不快。調和の取れたハーモニーは心地ち良い。

メイジャーは明るく マイナーは物悲しい。

音域が狭いと物足りなく 音域が広いと豊かさを感じる。

そして 興味深いことには

個性ごとに その感じ方に微妙な違いがある。

この ”違い” が音楽の世界を形づくる。
 

このことは 推測するに

聴覚の遺伝的構造の 共通性と微妙なバラツキ によるものであろう。

音質は

音楽を心の奥深くにまで染みこませる

役割を担っている。

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